第6次測量(1/2)
本巻の対象地域は、淡路島沿岸及び四国沿岸を時計回りに測って江戸に帰着した第6 次測量のうち、江戸から松山までの分である。
文化5 年1 月25 日(1808.2.21)、江戸を出発した伊能隊は、浜松まで測量せずに進む。浜松から本坂通( 姫街道) を測って御油に出る。2月24 日に大坂に到着、江戸を発って29 日目。2月29 日に出発、舞子浜を経て淡路島の岩屋に至る。3 月5 日から淡路島東岸の測量を始め、福良、鳴門と測進し、阿波の撫養に渡った。
その後、四国沿岸を測量しながら南下して、21 日に徳島到着。翌月21 日には室戸、5 月1 日には高知城下に着く、江戸を発って95 日目。28 日に赤岡から坂部支隊を分派して、伊予と土佐の国境の笹ヶ峰まで四国縦断路の測量をした。その後、下田、宿毛、宇和島、八幡浜、佐田岬を巡って8 月11 日に松山に到着、江戸発って223 日目であった。ただし12 巻は8 月1 日三津町(松山市)まで記載されている。
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