第5次測量(3/4)
本巻の対象地域は、近畿・中国地方の沿岸を測った第5次測量のうち、広島県福山市から島根県益田市までの瀬戸内沿岸と山口県の日本海沿岸までである。
文化3 年2 月4 日(1806.3.23)、田島(現、広島県福山市内海町)を出立。人出不足を補うため岡山で地元の協力者4 人を得て複雑な瀬戸内海沿岸と島嶼を測量しながら進み、5 月6 日(江戸を発って457 日目)赤間関(下関)に達した。忠敬は4 月末、秋穂浦(現山口市)あたりで持病の「おこり」(マラリア性の熱病)となり療養しながらの測量行となる。
赤間関に8 泊し日本海沿岸を、萩を経て高津村(山口県益田市)までが10 巻に記載されている。
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